施工計画

ALC工事 建物守る外壁ができる瞬間

記事見てわかること

ALC段取りがわかる

大切なこと
ALC工事は製作図を基に製作され現場で施工となります。ですので事前に製作図の段階で各製作図(サッシ・ガラリ・ダクト・ドア)等の整合性をとることが最大重要です。
現場での加工は基本ないため、ここ製作図チェックに重点をおきます。
また、各所納まり、止水処理等、後工程のALCとりあいも検討すること。
建物の外壁となる大変な重量材ですので、よく施工計画含め検討すること

施工計画
・製作図確認
  →金属建具との整合性(開口・納まり確認・止水処理)
  →開口に対して内部とのおさまり開口レベルの確認
・搬入計画 →トラッククレーン、レッカー、ウィンチ、適正搬入方法
      →搬入材の置き場場内運搬ルート検討
      →搬入経路 足場仮設

・ALC取り合い部分 納まり検討・施工手順

・開口部分等の止水処理

現場段取り 
 ・立ち上がりALC部分は差し筋、またパラペットは受金物取り付け
 ・逃げ墨出し (親墨併用可能) +立ち上がりに芯墨等
 ・壁つなぎ段取り (壁つなぎ金物・2m単管)
 ・火花養生 (全面防炎シート)
 ・ALC開口部分墨出し (開口は10㎜違うと金建ははいらない)

現場打ち合い ポイント
 最大 搬入方法と搬入経路

施工確認

・ALC壁の立ち・位置・より
・開口寸法確認
・不燃材・金物の施工状況

施工タイミング
鉄骨建て方完了→各階スラブALC立ち上がり打設完了→墨出し→ALC工事

まとめ
ALCは建物の仕上がりの外壁となるため、目地のラインや外壁の状況が大きく仕上がりにかかわるほぼ仕上がり工事です。また、現場での加工は基本困難を極めるため全力の製作図の確認製作をすること、施工についても人力にするには重量物のため事前の搬入経路と施工方法が重要です。とても厚い工事ですが、出来上がったときは建物の外壁が仕上がり建物になる瞬間をむかえるとてもやりがいのある工事です。