電気工事、それは建築された建物に電気を導く仕事です。どんな建物でも電気をなくして、輝くことは不可能です。建築された建物に光によって空間を演出することはいわばデザイン工事といっても過言ではないのが電気工事です。また、電気工事は照明をつけるというだけの仕事ではございません、人々の生活を支えるすべてのものに電気はつかわれています。今回はそんな重要な電気工事について書いていきたいと思います。
読むべきユーザー
・電気工事の基礎基本を知りたい
・電気工事の内容、計画について知りたい
・電気工事の可能性について知りたい
この記事を読むと
・電気工事の基礎、基本がわかる
・電気工事の内容、計画についてわかる
・電気工事の可能性について知りたい
目次
1、電気工事って何【生活を支える輝き】
2、電気基本計画【負荷容量と引き込み方式、配管・配線計画】
3、照明計画の基本 仕上がりを意匠イメージ
4、情報通信設備
5、電気工事流れ
6、まとめ
1、電気工事って何 【生活を支える輝】
電気工事とは新築の建物に公共の道路から電気を建物に引き込みその電気を建物に導く仕事です。
そのために建物内部に電気配線、配管、電気を受ける盤、照明器具、コンセント設置と生活のための器具に電気を送る仕事です。ただ、電気を送る、照明器具をつけるがかれらの仕事ではございません。
我々の日常をすべて電気があってこその生活があります。当たり前の天井照明、携帯充電、仕事のパソコン、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、換気扇を動かすコンセント、インターネット、ケーブルTV、電話、インターフォン、オートロックなどの弱電と強電、非常時の非常照明、火災報知器、ベルなど電気工事は私たちの
が日々の生活を送るため、支えるためすべてに電気は必要な工事です。それらを計画、施工してくれるのが電気工事です。
2、電気の基本計画【負荷容量と引き込み方式、配管・配線計画】
建物の電力計画では、まず、使用する負荷容量【電気量】を決める。
ようは電気の使う量を決めます。
それは、コンセントの数、照明器具、空調など、使用量の負荷が決定している場合はそれらの負荷の積み上げ値を計算します、または実績値をもとに想定する。
建物に電力を引き込むには2種類、低圧引き込みと高圧引き込みがあります。
住宅は基本的に低圧引き込み、負荷容量が50kVA以上のビルや集合住宅は高圧引き込みとなります。高圧引き込みですと、変電設備【キュービクル】のそっちが必要となります。
配管・配線計画
引き込まれた電力は電力計【電気メーター】から分電盤【ブレーカー】で各負荷【照明、コンセント、設備機器】に分子される。また、分電盤は意匠にみためよさげになるように計画する。
コンセントは、機械設備用とし生活上必要と想定される位置にする、掃除機、冷蔵庫、携帯の充電、ベッドの位置、家具の位置など生活をする人のイメージをして位置を配慮して計画すること。
3、照明計画の基本 仕上がりの意匠をイメージする
建物内部の照明の基本
照明計画では、光源【蛍光灯、白熱ランプ、LED】により照明の空間演出が全然ことなります。ですので照明の計画の仕上がりは施主様のイメージとすりあうよう設計、計画しましょう。
建物の内部にはベース照明、スポット照明の考え方があります。ベース照明は部屋の必要照度を確保してスポット照明は部分を明るくします、両者を工夫計画することで、空間の演出と実用的な面を考慮する、またメンテナンスや使用頻度等を考え人勧センサーを導入するこも重要です。
建物外部の照明はアプローチ建物周囲の照明計画を行う。住まわれる人の光のアプローチ、交換頻度等も踏まえて計画しましょう。
4、情報通信設備
情報通信設備は現代とても環境として重要となっている、よってこれからの時代のためにも施主様意向をよく理解して、配置数量を計画する。
・ テレビ、LAN,電話
情報通信設備には 電話、LAN、テレビ、警報設備、セキュリティ設備などがある。電話回線やLANケーブルの出力の数を想定して先行配管を施す。
宅内配線器具にはマルチメディアコンセント【CS,TV,LAN、電話回線】をまとめた。コンセント設置位置の検討をよくする。
・、警報設備、セキュリティ
建築物の大半は火災報知器の設置が義務付けられている、消防署に確認して適切な位置に配置する。
インターホン設備は電気錠の開錠のほか宅配通知、来客録画、セキュリティのレベルは建築主の希望を反映させること。
※情報通信設備の引き込みは電量同様、架空引き込みか地中引き込みがあり、情報分電盤を受けて各室に配線される。
5、電気工事流れ
1、設計 電気図より電気負荷容量 検算、計画
2、電気施工図を作図
3、電気施工図を確認 【設備施工図、各種図面との整合性】
4、現場工事開始
5、躯体工事時、躯体打ち スリーブ、BOXの建て込み
6、コンクリート打設時、あいばん
7、脱型後、躯体打ち込み確認
8、先行あら配線
9、下地工事後、各場所に配線
10、ボード工事完了後 ボックス開口
11、仕上げ完了後 器具付け
12、開閉盤、電気メーター設置
13、電気引き込み
14、照明、各所電気通電確認
・まとめ
電気工事、かれらの仕事をほとんど仕上がりとしてみることはできないが、われわれの生活をささえてくる工事だということ、重要な工事だということが理解できました。こんなにも当たり前すぎて、大切さを忘れてしまってましたが、本当にやりがいある輝く工事だとおもいます。建物が呼吸して、地域、街、住居を豊かにするための工事、新築工事だけでなく、イベント工事各種公共工事どんなときにも欠かせない職種ですね。