施工計画

電気工事 施工確認方法【下地工事完了後編】

■電気工事、建物の生活を支えるとても重要工事です、使用者のことを理解して計画すること、その計画図面通り施工されているか、設計者、施主様の意図するものとなっているのか、を確する方法をまとめた記事です。

■記事の目的
・施工管理者として確認業務の仕方の確認、手法
・そもそも電気工事の目標とするゴールの確認
・学びに理解を深めることで電気工事の見方を考える

■わかること
電気工事の施工が計画通り施工されているかの施工確認の方法がわかる

■電気工事で大切な事:その位置計画が使用者のために計画されているのかを考える
照明:適格な位置で照度が確保され、意匠的にいきているか
コンセント:使用用途を日常生活クラスで検討されているか【掃除、充電、生活】
非常系:消防、完了検査 計画通り実践的に配置計画されているか
弱電:ケーブルテレビ、インターネット環境の位置として計画されているのか

■施工確認タイミング
工程:下地配線【軽量工事後→ボード工事後での変更は大変】

■確認資料作成と確認方法
→設計図【電気図】と電気施工図【電灯、コンセント、弱電】を用意する
→それぞれの情報を1枚の図面にまとめる
 ※一枚にまとめると見やすいだけなのでまかせます
→現場にもっていき図面通りの高さ、位置に配線やボックスが設置されているか確認する
→施工されていない場合、電気業者に確認

■電気施工図確認リスト
1、配線、配管の記入の確認
2、回路構成【分枝回路の偏り】
3、照明、スイッチの配置や点滅方式
4、コンセントの種別、配置【高さ、より】
5、分電盤の取付位置
6、照明器具リストの確認
7、定期メンテナンス【点検口の有無】

■まとめ
電気工事の施工確認はとても重要です、この時に位置が最終決定となります。これを制することなく電気工事の完了はありません、もしも、設計者、施主様が立ち会うことがあるなら下地工事完了の際に確認することはとても重要です、建築工事図面上でなんとなくイメージしていても差異はあります。職人を守るためにもみんなの幸せのためにもしっかり資料をつくる際に使用者の気持ちを意識して確認してみましょう