はい、施工管理見習いのしゅんです。
今日は鉄骨造の型枠工事の施工計画計画について書いてまいりたいと思います。
基本は鉄筋コンクリート造と同じですが、鉄骨造独特な大切なポイントとタイミングがあるため、事前に把握と相談が必要です。
目次
1.鉄骨造型枠工事おおまか流れ
2.流れの中でおさえたいポイントと確認事項
1.鉄骨造の大きな流れ イメージ言葉
杭工事 杭を建物を支える支持層
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山留工事 土を掘り、周り影響をあたえないH鋼打設
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土工事 建物の基礎をつくる空間を掘る
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基礎配筋 基礎の骨組み立て
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★基礎型枠 ⬜︎スラブ型枠
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埋め戻し工事
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スラブ配筋
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★⬜︎土間止め ⬜︎ベースパックあんこ抜き
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スラブ打設
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鉄骨工事
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各階床打設
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★⬜︎ 各所立ち上がり(ALC、機械基礎、パラペット)
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ALC工事
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★⬜︎取り合い立ち上がり、機械基礎
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金属建具工事
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以下内装工事
以上がざっくりの鉄骨造における型枠工事の流れとなります。※建物の仕様、構造設計者の理解の在り方等などで前後や工程が増えることもあります。
現場事に確認、見極めましょう。
2.流れの中でおさえたいポイントと確認事項
意匠図+構造図準備
⬜︎断面図を開いて建物のコンクリート部分確認
⬜︎コンクリートの打設、位置、レベルざっくり確認
▶︎蛍光ペン等でどのレベルで打設行くか塗る
⬜︎鉄骨たてかた前の打ち止めレベル確認
⬜︎ピットが有りスラブ枠があるか
⬜︎バットレス等よ梁底が必要か?
⬜︎後打ちスラブの為の差し筋の有無
⬜︎前日工程における型枠工事を洗い出し
▶︎今回の本工事で型枠の工事がどれくらいあり
工程のタイミングを含め検討する
以上の内容を全体感を持ってから型枠業者さんと打ち合わせ。
▶︎自分の経験上、型枠大工さんの仕事がまちまたあるため、事前に打ち合わせヒアリングの際に擦り合わせが必要。(仕事平米数が少ないほどなおさら)
★基礎型枠 ※⬜︎基礎伏図
⬜︎基礎の打設天端レベル▶︎鉄骨建て方BPL確認
⬜︎差し筋有無
⬜︎真柱等のアンカーボルトの設置
⬜︎かた押しとなる山留めの支保工
⬜︎捨てコンクリートレベル▶︎型枠の加工関係
⬜︎バットレスの有無
⬜︎梁底の有無
★⬜︎土間止め ※⬜︎1階伏せ図
⬜︎ベースパックのあんこぬき
⬜︎土間止め範囲
⬜︎点検口等の開口
★⬜︎ 各所立ち上がり ※⬜︎各階立ち上がり
(ALC、機械基礎、パラペット)
⬜︎型枠資材上げ方、下ろし方
⬜︎打設の仕方 ALC絡む場合
⬜︎立ち上がり寸法確認
★⬜︎取り合い立ち上がり、機械基礎
⬜︎ 型枠資材上げ方、下ろし方
⬜︎
⬜︎
⬜︎
以上、が鉄骨造の型枠の施工計画でした。建物の種類内容によっては全然こんなもんでわないでしょうが、何より大切としているのは全体としてどのような工程タイミングがあるものかを把握する事です。
いくら検討しても実施の中で追加や変更が生じることはあたり前なので、とりあえず、瞬時に全体を見る知るということをを大切にまとめてみました。
よし、明日も頑張るぞー。