軽量工事、それは建造された躯体に空間を造る工事、RC,S,SRC造、耐火を必要とするこれらの建造物に壁、天井をつくる軽量鉄骨下地です。みなさんの身近な事を言えば住まいの壁、天井をつくる壁の中
の骨です。決して仕上げとしてみえることはないですが、この軽量鉄骨下地の施工位置によって建物の空間は構成されている重要な工事です。今回はそんな軽量工事について書いていきます。
読むべきユーザー
・軽量工事の基礎基本を知りたい
・軽量工事の施工、種類について知りたい
・建物の間取りを形成する工事について知りたい
この記事を読むと
・軽量工事の基礎、基本がわかる
・軽量工事の施工、種類についてわかる
・建物の間取りの仕組みがわかる
目次
1、軽量工事って何
2、軽量の工事の歴史
3,軽量材の種類 選定法
4,軽量工事施工方法
5,まとめ
1、軽量工事って何
軽量工事【軽量鉄骨下地】【LGS】【Light Gauge Steel】建物の空間を造る工事。住まいの天井、壁、間取り間仕切り壁の工事
スタッドとランナーという部材にて下組をして石膏ボードを張るための壁、天井をつくる。
2、軽量工事の歴史
昔は木材にて下地は組まれておりましたが、軽量材の普及によって木材が不要となって、現在木造以 外の建物以外では主流の下地材となっております。メリットは、加工性が高い、耐火性と湿気に強い、環境にやさしいなにより工事スピードのアップが最大のメリットです。
3、軽量材 種類 施工方法
施工工法
・在来工法
スタッド、ランナー、Mバーを用いた鋼製内装下地工法、強度が高く品質安定
規模:商業ビル、大型施設、工場、倉庫等
・SQ工法
SQバー【亜鉛メッキ鋼材で角型の閉鎖型スタッド】により、軽量化と耐久性を実現。
規模;強度を必要とする商業施設、テナント、マンション
軽量材 種類
・シングルバー 19、25型
・ダブルバー 19,25型
・野緑受け 19,25型
・パーツ クリップ、ジョイント、ハンガー、吊りボルト
・スタッド 50型、65型、75型、90型、100型
・ランナー50型、65型、75型、90型、100型
・振れ止め
・アングルピース
・SQバー 20×40、40×25、40×40、40×45、50×40、65×45、7
・SQランナー
・軽量工事
4、軽量工事 施工フロー
1、施工現場を確認
2、材料の発注
3、材料受け入れ、搬入
4、墨出し、間仕切り位置
5、上下ランナー取付
6、スタッドカット
7、スペンサーを取付
8、スタッド建て込み
9.振れ止め取付
5、まとめ
以上が軽量工事の基本知識であります。この軽量工事どんな躯体であれ上棟後、墨出しを行い建物の空間をつくる工事、軽量工事はなによりも建物の基本下地となるためとても重要な制度を大切とします。軽量工事を制するものは、下地を制するために重要なこと下地を基本に各職種の基準、後工程があります。
軽量職人は下地の空間を創造する力、鋼製下地を取り扱い、切断時は火花が散るなどとても過酷だと思います。けれども、建物の空間を築く仕事とてもやりがい、奥が深いです。
以上、軽量工事についてです