記事の目的
・総合仮設計画の理解、管理
・総合仮設計画について学ぶ
・総合仮設計画の重要性を知る
わかること
総合仮設計画の方法、管理がわかる
総合仮設計画で大切な事:
建設工事を進めるうえで共通的に使用される仮設設備等のことをしめす、総合仮設計画図 あくまで仮設のため最終的にはなくなりますが、すべての工事を効率よく安全に行うためにきわめてじゅうようであり、工事の仕上り、品質にもおおきくかかわるためよく検討、段取り、計画することが重要です。
施工タイミング
仮囲い工事⇒仮設水道、電気工事⇒根切工事のさい仮設⇒1階足場、仮囲⇒工程に順次
して施工
総合仮設計画図 計画編
1、敷地形状と建築建物を理解する
⇒敷地を囲う仮囲いを暫定、建物施工足場形暫定
2、仮囲い計画
⇒工事工事を行うための敷地への出入りと養生として外部への 飛散を守る
⇒種類 ガードフェンス、シート張り、万能鋼板
※工程に順次して計画すること
3、出入り口 仮囲いに開口部をもうけて、出入り口として利用する
→人、車両、材料車、ポンプ、トラックとで入る規模と道路との関係をしっかり確認して計画する
⇒ゲート種類【シートゲート、パネルゲート、シャッターゲート】
4、仮設道路、土間 車両通路
⇒建設車両や、資材搬出入、資材仮置き
⇒種類 砂利砕石、鉄板、コンクリート、アスファルト
5、仮設建設物 打合せ、資材保管
⇒詰所、倉庫
6、電気、給排水設備 仮設位置
⇒ 仮設電気 【電灯、動力】
⇒ 給排水設備 【工事用水、手洗い、仮設トイレ給水排水】
7、外部足場 安全防護設備、楊重機設備
⇒足場設置位置、種類、昇降路を計画
※作業工程をよく理解して、計画すること
ALC工事、タイル工事、石造工事等
8、楊重機械設備
⇒躯体王子では鉄筋、型枠資材の楊重 【レッカー、クローラー、定位置クレーン】 ⇒仕上げ工事 工事リフト、工事用エレベーター
9、防護管 道路の電線保護
仮設計画図作成にあたり必要資料
1、配置図
⇒建物位置、敷地境界と仮設計画の検討のため
2、各階平面図
⇒外壁、開口の位置がわかるため、開口部大きさを 確認して、資材搬入経路、作業同線、楊重機械設置位置などを検討する、また周辺どうろとの関係もあるため、搬入経路はほぼ断定される
3、立面図、断面図
⇒足場計画 庇や敷地関係、壁繋ぎ位置
⇒型枠計画 型枠支保工
これらの資料をもとに仮設計画図作成
総合仮設計画図完成後
1、各種工程施工作業、現場運用に問題がないか確認
2、敷地トラブルを避けるため事前に近隣に挨拶、仮設計画、工事を説明
3、仮設工事にかかわる業者と仮設計画について照らし合わせ
4、宝珠上関係官庁に届出や許可申請図を提出する
総合仮設計画 現場段取り・確認
・各種手配
・材料拾い
・仮設業者 施工方法、時期相談
・工程に応じた仮設状況を検討
・各工程における仮設施工日に仮設施工状況の確認
まとめ
工事の要となる総合仮設計画、工事着工から完了まで続く計画。仮設工事のクオリティによって施工の仕上りは大きく左右されまた、施工のスピードにも大きく影響する、そのため、近隣への影響、安全作業が可能か、職人さんの作業ができるか、多くのことを実際に頭の中で向き合い想定して検討することが重要です。 だれが来ても段取りのいい仮設現場だといわれるよう頑張りましょう。