施工計画

簡易山留、土工事 (根切、地業)計画管理

記事の目的

  • ・施工管理者としての山留、根切工事の計画の仕方
  • ・山留、根切工事への理解を深める

わかること

・山留、根切工事の施工計画と管理の方法

根切工事で大切な事


現場はじまりの最初の工事であり、今後の工事の大きな要です。 また、地盤を下げるため近隣の建物に影響しないか、安全に工事をすすめられるよう意識高め 計画をしましょう。重機、ダンプと大規模な工事のためしっかり事前計画と打ち合わせをするようにしましょう。

施工確認タイミング


建物やり方→山留工事→根切掘削工事→地業工事砕石

山留・根切工事計画編


1、根切図を作成 (設計構造図、基礎伏図参照)
2、根切工事作業計画書作成 (重機搬入ルート、道路使用状況)    
→道路使用許可の参考資料としも使う
3、搬出土量の計算 (現地GLのレベルより現況地盤高さを確認)
4、山留方法による周辺影響等や仮囲い段取り、計画
5、近隣挨拶 (工事着工のお知らせ) 6、施工業者 現地打合

根切図作成手順


1、意匠、構造図を確認して埋め戻し、ピット部分を確認する
2、基礎伏図を確認して埋め戻し、ピット部分をマークする
3、建物外周部の山留の計画を考える 山留無垢打ちor型枠施工
4、建物外周部の山留ラインを書く 
    (躯体から50山留め面、躯体から離れ600型枠建込みのため深さにもよる)
5、盛り土部分のラインを書く (躯体から約300)
6、各根切底高さを確認(構造図)
7、各根切ところ別に色別に塗る+根切床別凡例表作成

根切工事資料作成手順


1、山留位置、盛土位置を明確に伝えられるように書く
2、各所仕上げの記載部分範囲をマークする
3、仕上げの横に工程を書いていく
4、仕上げのための地盤高さを書く
5、現状外構を確認して作成資料に現状高さを記載する
6、各所施工方法、手順についてポイントを抜粋

現場段取り編


1、墨出し 山留め位置、盛土位置をセパを打ち水糸をはる

1-1 H鋼からの山残し寸法図作成※山留めの精度にもよるので注意 
→これにより山留め、根切り業者が位置を把握する
2、逃げ墨出しをする 
→根切り工事中に水糸を張りなおして常に確認出来る環境をつくる 3、盛土ライン等をチョークや石灰やスプレーでマーキングする 4、根切り山留め工事中の仮設設備整える

仮設設備


・カラースプレー
・水糸
・高圧洗浄
・カラーコーンとバー
・プラ敷or鉄板
・プレートandランマー ・50釘 矢板、コンパネ等に打
・水中ポンプ+バキュームポンプ

※絶対揃えて置きたいもの

現場打合内容


・車両搬出入経路
・施工計画 掘り始めから仕事の進め方
・日付、施工期間
・質疑

現場乗り込み日打合


1、車両搬出入確認打合
2、施工計画確認 始まりからー完了までのざっくりながれ
3、各所位置、ライン等(山留め、盛土)を参考資料見ながら現地で確認
4、各所レベル、逃げ墨位置確認
5、根切り図参照で高さ数値確認
6、土工レベル据付時、高さ確認

施工状況確認


・根切り底深さ確認 目視、レーザー
・盛土位置確認   目視、逃げ墨 再度水糸張り
・山留め位置確認  目視、水糸
・近隣地盤への影響等
※根切り工事は出した位置関係が土を掘ると消えるためなに基準に位置、寸法を計画する事  
※山留めできたところから通り芯を山留め面にマーキングするといい

施工完了確認


・根切床レベル 
・砕石厚み
・山留ライン
・盛土ライン
・捨てコン天端杭高さ

まとめ


山留工事、根切、地業工事は地盤を掘り、また重機、トラックととても近隣に影響あたえる工事であり、土の上の墨をおいかけ工事するため精度も難しい工事です、より計画的に工事ができるよう段取り、管理するようにがんばりましょう。

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