都内近年建造される多くの中高層の建物その建築物を支える最も重要な杭、建物すべての荷重を 地球、その地盤がもつ支持層まで荷重を伝える建物の真の構造であるものを杭と呼びます。今回はそんな杭工事について書いていきます。
この記事を読むと
・杭工事についてわかる
・杭工事の工法についてわかる
・杭の施工流れについてわかる
1、杭工事について
2、杭工事工法
3、杭の施工流れ
1、杭工事とは
杭工事とは建物を支える柱状の構造物であり、杭は工事後は地盤の中に潜るため見えるものではございませんが、建築物を支えるためには最重要に大切な工事であり、より計画的に材料、工法施工手順を考えて施工しなくてはなりません。仕上がりとしては見えませんが他の職種にはないやりがいと責任がある工事です。
2、杭工事 工法
杭工法には大きくまず2種類に分類され、場所打ち杭工法、既成杭工法に分かれています。場所打ちについては現場にてケーシング【鋼管】を設置して地面を掘削し、そこに鉄筋のかごを設置してコンクリートを打設して杭を打ち造る工法になります、外径、長さとさまざまな杭を造ることを
可能としてます。既成杭工法とは工場で事前に製作した、コンクリートまたは鋼管の杭を穴をほって入れる方法になります
3、杭の工事 流れ
杭工事の施工の管理は施工記録をつけ施工、品質を常に把握して工事を施工すること
①試験杭打ち
②建て込み 掘削 沈設 管理
・杭芯の精度
・杭の鉛直
・掘削。沈設速度
③支持層到達、強度の確認
④施工状況、精度等の施工記録をつけること
以上が杭工事の基本内容となります