施工計画

左官工事 ~天壁 仕上げ 下地~

建設現場を支えている職人左官、左官職人によって各業種の仕上げの調整下地をつくり、時には仕上げの左官材に建物の内外壁の仕上げとなり建物の外観をになる、またその左官材は建物内に湿度、臭気を調整することもあり、世界最高水準の日本の左官職人について説明させていただきます。

この記事を読むと

1,左官工事とは
2,左官工事の種類
3,左官職人の仕事
4,左官職人やりがい
5,まとめ

1、左官工事とは

左官工事とは左官職人が鏝という道具を使用して左官材(モルタル、漆喰、珪藻土)等を塗りの技術で建設現場で建物の外壁の仕上げ、内壁の仕上げ、各種仕上げの下地を形成する職人であり工事のことです

2,左官工事の種類 

①各種仕上げ材の下地
②取り合い部などの耐火の処理
③モルタル外壁仕上げ、珪藻土、漆喰など仕上げ
④コンクリート面の補修調整
⑤建物床レベルの調整 勾配調整

①左官材の各種仕上げの下地本当に多様でコンクリート面の補修、コンクリ面の仕上げパネルの調 整、塗装壁の下地、クロスの下地の下地となる。これらの仕上げ特に塗装面やクロス仕上げ面については左官下地がすべてといわれるぐらい重要であり、仕上げに隠れる下地がすべての仕上げの質をにぎってます。

②サッシと躯体取合ト、金属建具と躯体取合など取り合い部の溶接完了後は左官材を詰めることで強固となり、躯体の貫通処理部なども左官材で埋めることで耐火貫通の処理となります。

③左官材の仕上げ塗る左官材によってそれぞれ材料効力はことなります。また左官で仕上げについては材料が一緒でも仕上がりに自由があり鏝波仕上げ、刷毛引き、扇仕上げ、スポンジ仕上げと約8種類ほどあり個性を演出することができます。

④コンクリート面についてはどうしてもピンホール(気泡)が入ったりそれらの補修、コンクリート打設ののためのPコン埋めなどの補修

⑤屋上、バルコニー、庇の防水施工前に水がはけるように勾配の調整、部屋のコンクリート床にレベラーを施工して、フローリング、長尺、フロアタイルをはれるっようにレベル、勾配の調整

3、左官職人の仕事

①左官箇所調整
②左官材施工計画
③左官調合
④左官材を鏝で施工
⑤1,2回と左官材の押さえ

①左官材を施工する場所の確認、ホコリが付着してないか、みずがたまっていないか、適せん施工場所を確認して、左官材の付きがいいように接着剤(ハイフレックス)を塗布する

②左官材は調合後、硬化もするし、水と混ぜることで重量が重くなりますので施工箇所までの搬入経路と方法を検討しましょう。

③左官材はメーカー推奨の調合日がございますが、左官職人はその日の湿度、気温、工事工程にあうように感覚と経験で調合をいたします。この調合の具合によって作業効率、仕上げにとても影響を与えます。

④左官職人の花形の仕事である左官材を鏝を使用して塗る作業です。左官職人による鏝による仕事の仕上がりは1mm未満まで施工いたします。

⑤左官材の仕上げるときは表面の硬化をみながら、内部の水分、空気をだすため1度鏝でおさえたところまた鏝でおさえることがあります。この作業もタイミング、おさえる力の程度は左官職人でなくてはわかりません。

4,左官職人 やりがい

・建物の仕上がりを決める仕事
・すべての職人を支える仕事
・鏝よる技術は一生の宝
・技術として向き合う仕事

5,まとめ
左官職人、自分も左官屋さんと鏝をもって一緒に作業したことがありますが、かれらの技術には到底追いつけなく、また鏝への思い、左官職人である誇り、とっても勇ましかった記憶があります。現代左官職人は減りつつありますが、芸術的観点から女性なども増えてきている背景もあります。鏝を通して自分と向き合う左官の仕事、ぜひ興味があるかた左官技術を学びませんか。