記事の目的
・施工管理者としての墨出し工事【やりかた】の計画の仕方
・墨出し工事 【やりかた】について知る
わかること
墨出し工事【やり方】の施工計画と管理の
方法
墨出し工事【やりかた】で大切な事
: やりかたによって敷地内の建物位置、通り芯がきまり、現場のすべての基準となります。
やりかたをすることによって現場敷地に図面で描かれた建物の形がはられます、よって敷地境界や建物位置が決まります。
これがこれからのすべての工事の基準となるラインの確認となります。よって、やりかたによる墨出しによってでる建物ラインをしっかり確認して問題ないか確認することです。
施工確認タイミング
場内整備【草刈、整地】→建物やり方→山留工事→杭工事→根切工事
墨出し【やり方】工事計画編
1、配置図読み取り
→敷地境界ラインの確認 【全長位置】
→境界からの通り寸法確認
→前面通りからの境界、敷地ライン、通り寸法確認 →建物位置を通り芯からの寸法確認
2、具体的に墨出し基準境界ライン、手順を確認する
①通り芯に対しての境界間でのライン、角度を確認
→通り芯は境界ラインの平行ラインに設定されることが多い
②X方向orY方向基準ラインの最初を決める
③追い出しラインからの各種通り芯ラインの出し方をイメージする
3、杭工事、山留工事、根切工事 必要ポイント、逃げ墨を どのように逃げ墨、ポイントを出すか検討する
4、建物やり方、資料を作成する
→追い出し境界をマーキング
→基準ラインをマーキング
→かねふり【90°】ふってX,Y方向基準ラインをマーキング
→たてもの位置必要ラインをマーキング
→必要ポイントをマーキング
※ポイントは自分がやる側の人の気持ちになって実際に寸法を追ってできるか考えること
現場確認【施工者責任者、設計責任者】
・境界杭点位置確認 →すべてての基準位置になるため
・境界間距離確認 →図面、測量と差異がないか確認
・前面道路との距離関係確認→公共道路との制約距離確認
・基準ライン確認
・建物位置ライン確認
・通り芯確認
・建物KBM確認 →建物高さの基準になるため
・建物周囲L型高さ確認 →仕上げFLとの関係確認
・現状平均GL確認 →念のため確認、
・周辺建物GL高さ確認 →近隣建物山留有無確認のため
本当に大切ポイント
全ての基準となるラインのため要確認、図面との差異がある場合はよう 元請様、設計者様、施主様に確認すること
まとめ
墨出し工事【やり方】すべての工事、今後のすべての墨出しの基準となるため、よく設計者、 元請け、施主と確認して、また近隣の方々にも声をかけしっかり理解して工事を進めることが重要です。すべての基準となる工事です。ぜひ集中して、計画的にしましょう。