施工計画

墨ポン 【スミポインター】取付方法


記事の目的
・スミポインターの取付方法知る
・スミポインターについての理解
・スミポインターの施工について学ぶ

わかること
スミポインターの取付方法がわかる

スミポインターで大切な事:
スミポインターは建物の要である通り芯を上階に転写するため、絶対に必要な ことです。スミポインターをつける位置等はしっかり計画的にするようにしましょう。

取付確認タイミング

型枠スラブあげ完了後
1、スミポインター位置を決める、建物の形や規模にもよるので、事前に墨出し業者さんと確認打ち合わせするようにしましょう。※基本は一番外壁側の通り芯の1000返り等の交点の3箇所に設定することが多いです。※打放し天井や水回りと被らないよう意匠図面をよく確認しましょう。

2、スミポインターを建築備品屋さんに注文するセットを確認 スミポインター→
プラボイドを固定する枠
プラボイド→スミポインターにはめてコンクリートに開口を作るあんこ材
スミポインター用蓋→墨出し完了後、コンクリートで埋める際に開口の受けとなる蓋

3、型枠大工さんスラブ上げ完了後
  スミポインター取付 ※型枠大工さんに事前にスミポインターの位置が床に出ているであれば型枠大工さんにスミポインターの位置が被らないよう声掛け

4スミポインター取付際必要なもの用意
 【スミポインター・ハンマー・釘・ドリル】

5、スミポインター取付位置、下階にて型枠支保工の干渉の有無確認
※取付て型枠に穴あけてから干渉していたら悲しいので→干渉していてもようは下げ振りが降ろせれば大丈夫。
とても干渉していてダメな場合はキリがいい数字分逃げる 1000→1100、1300とか逃げる。

6、型枠スラブ上にスミポインター位置に墨出し、取付
※スミポインターの位置の寸法は型枠おいとなるため事前に躯体図を準備しましょう。自分は現地で計算すると位置を多々間違えたので事前にCADで寸法を落として現場に行くようにしています。

7、取付完了後
 →鉄筋業者さんスラブ配筋の際に開口にどかぶりしないよう事前位声掛けしましょう。プラボイドつけといても配筋の際に邪魔で投げられることあります。

8、コンクリート打設日、スミポインターにプラボイドはめ込む
 ※実はプラボイドは水を入れてプラボイド自体を重くできるので簡単に外れないように水入れましょう。

9、打設完了後、プラボイドいきてるか確認!

10、翌日、朝一の墨出し、朝一の墨出しの最初はプラボイドを少し叩いて、ねじってプラボイドを外します。そして、下げ振りを下ろします。

以上が墨ポン取付の流れと使用について書きました。

自分も最初の頃は全然支保工も確認しないで型枠に穴をあけて、使えなくtw、穴をあけ直して型枠大工さんにたくさん怒られました。また、スミポインターが正規の位置にできない時、位置間違えたりどうしようと悩んだ時期もありますが、墨出し屋さんの協力によりなんとか墨あげれました。

工程はついに4階建RF床になりました。
この最終サイクル、パラペット躯体の流れいまいちわかっておりませんが躯体業者さんと話して頑張ります。そして、躯体工程終わったら内装工程が始まってしまうぞ、
分からない事だらけだが、一個一個考えていくしかない。

よし、明日も頑張るぞー。