記事の目的
・在来浴室工事の理解、管理
・在来浴室工事の施工計画について学ぶ
・浴室工事ポイントについて知る
わかること
在来浴室の施工方法、管理がわかる
在来浴室工事で大切な事:
在来浴室工事はまず、防水計画どの高さどのくらい範囲をどのように防水するのか 、基本は排水配管経路にて排水を行うが、もし防水層に水がいった場合の排水計画や 浴室周辺の部屋への影響がないように計画、浴室の下地、素材の検討、仕上げるための仕事の順番や防水層を傷めないよな施工計画ととても在来浴室は要検討して施工しましょう。 また、施工業者が出入りする工事ですので工事順番計画もよくねるようして、施工計画をたてましょう。
施工確認タイミング
躯体工事完了→浴室工事
ユニットバスと在来浴室 メリットデメリット
【ユニットバスのメリット】
・床と壁のつなぎ⽬が⼀体化しているので、隙間が少なく断熱性がいい、⽔漏れの⼼配がほぼ無い。
・在来浴室と⽐べて設置容易で、⼯期が早い。
・⼤量⽣産⽤として作られたサイズやデザイン
・素材で価格を安く抑えられる。
・ご⾼齢者向けやファミリー向けなど、バリエーションが豊である
【ユニットバスのデメリット】
・デザインの選択肢があるが、在来浴室と⽐べると⾃由度は低い
・浴室スペースが狭い場合や、変形になると選択肢が制限される。
【在来浴室のメリット】
・⼤きさや素材の⾃由が⾼い。
・窓の位置や形状を⾃由に選ぶことができる。
・浴室の形状やサイズを⾃由に変えることができる。
【在来浴室のデメリット】
・経年により防⽔性が劣化することがある
・様々の業種が必要なため材料費や⼈件費といった費⽤がかかり、⼯期も⻑い。
・メンテナンスのコストも必要。
在来浴室工事計画編
1、在来浴室仕上げ、空間を確認する
→浴槽のサイズ、金建具との有無、仕上げ材
2、排水経路を検討する
3、防水施工範囲、防水仕様を検討する
4、下地材検討する
5、給水、排水、電気スイッチ、器具有無確認
6、浴槽サイズ、納まり確認
7、各種仕上げ、浴室扉納まり確認
8、仕事の順番検討
9、最終仕上がり、メンテナンス含め検討
現場仕事順番+段取り編+打合せ+施工確認 ※壁、床タイル場合
1、防水仕様、施工範囲決定と各種仕様決定確認
→【防水、浴槽、水栓、仕上げ材、位置関係】
躯体上棟後
2、設備突だし配管、埋設配管 【設備】
→防水を巻き込みたいため防水施工可能範囲施工
確認:突き出し位置が適正か十分な勾配がとれる位置か確認
※オーバーフロー管を仕込むこと
3、防水下地調整
コンクリート面【左官】
確認:防水施工範囲が下地とれいているか
突き出し排水口に勾配がとれているか
ケイカル面【ボード工】
確認:所定のボードがはれれているか
4、防水施工
→防水施工範囲資料確認
→防水施工範囲明確化マーキング
※防水施工後トンボ指示
※防水工事は種類によっては異臭があるため近隣連絡
確認:施工後、水張試験にて水漏れの有無
5、左官にて下地調整
→タイル割を考慮した、位置での下地指示
確認:所定のタイル割寸法で下地がとれているか
※この下地にて仕上げ材の位置が決まるためタイル割 等あれば要確認
※ブロック施工して、壁厚み調整するこもあり
6、設備器具の所定の位置に設備配管
→タイル割等あるため位置を指示する
※防水層に穴をあけないよう施工方法検討する
※ライニングより給水関係があれば
7、浴槽据え付け
→据え付けの際は浴槽の高さとよりを指示
確認:所定の高さとよりで浴槽据え付け完了しているか
※タイル施工後かタイル施工前かは要検討
どっちのタイミングじゃないとできないかを判断する
8、浴槽と設備器具 隠ぺいのブロック施工
確認:浴槽との位置関係確認
9、左官業者にてタイル下地調整
→タイル割を考慮した、位置での下地指示
確認:所定のタイル割寸法で下地がとれているか
※この下地にて仕上げ材の位置が決まるためタイル割 等あれば要確認 ※土間も含めて調整
10、タイル貼り【タイル業者】
→タイル割確認、基準位置指示
11、各種器具付け 【設備】
→取付高さ指示 12、完成
確認:実際に水を流して排水等に問題ないか確認
まとめ
在来浴室はユニットバスに比べれば圧倒てきなクオリティがあります。 だが、しかし、数多い工程、施工管理を必要とする工事であり 仕様、仕上げ含め在来浴室は要検討、計画的な施工が要です。 とても大変な工事ですがとても最高にやりがいあります。