施工計画

出来形確認 Lev1

はい、施工管理見習いのしゅんです。

今日は自分がおこなっているRC造の出来方確認(躯体・スリーブ等)について書いて参りたいと思います。基本は各工程の節目にて施工確認をおこなっておりますが、複数現場の巡回管理やまたは、施工図ベース等での抜け計画ミス、施工精度もあるため確認を行います。
間違えることはが悪いのではなく、ミスがない仕組みと環境をつくること

目次
・出来形管理(躯体・スリーブ・サッシ開口)とは
・出来形管理までのみちのり
・出来形確認チェック (躯体・スリーブ)
・自分の思い・経験

・出来形管理(躯体・スリーブ)とは
躯体が打設完了して出来上がった形。

基本全ての作業工程の中で施工確認は行い、完了を確認して次の工程をすすめて行きます。
ただし、躯体やスリーブはコンクリート打設完了の瞬間までは出来形として確認することはできません。職人さんは、ゼネコン・サブコンが書いた施工図により、施工していただいておりますが、コンクリート打設の影響によりずれたりすることもあるため、躯体とスリーブ出来形は確認が必要であります。

・出来形管理(躯体・スリーブ・サッシ開口)までのみちのり

躯体図ができるまで

▢躯体図作図
▢躯体図検図(構造図・意匠図・平面詳細図・タイル割り・金属建具図・その他)
▢設計監理者 検図
▢躯体図修正1作図 (修正・設計CB)
▢躯体図修正1修正確認
▢設計監理者 承認
▢型枠・鉄筋・設備・電気 躯体図 躯体修正図1 提出
※設備・電気については▢平面詳細含む
▼型枠・鉄筋材料拾い   ▼スリーブ図作成
▢現場施工 (型枠)  ▶墨田出し確認
▢現場施工 (鉄筋)  ▶配筋チェック
▢現場施工 (スリーブ) ▶施工時確認
▼コンクリート打設
▼型枠脱枠
★▢躯体出来形確認 (開口WH+レベル・外壁打ち継ぎ精度)
★▢スリーブ確認 (高さレベル+より)

★の段階ではじめて、最終の躯体・スリーブの出来形が完了するして確認できるため、工程の段階で確認しているが、最終はここで精度を確認すること。

出来形確認チェックリスト

▢各所サッシ・SD開口確認
▶W寸法
▶H寸法
▶レベル墨より開口高さ寸法

▢スリーブ確認
▶高さ  (エアコン・レンジフード・排水)
▶より
▶レベル墨より高さ確認

▢躯体開口
※▢ 金属建具取り付け部分の開口だけでなく、開口関係は意匠図等を確認して寸法確認

▢有効寸法  (階段W・避難通路W等々)

・自分の思い・経験・失敗

はい、自分は本当にたくさんの失敗をしてきました、、今もですが、現在では、自分ですべての各職施工図・製作図・詳細図・意匠図・構造図と確認するようになりましたが、1~3年目まではただただ、先輩たちの承認した図面であがって来る建物との整合性を後確認しながら納まりを調整しておりました、当時はそもそも何が根拠でこの寸法なのか、どこに書いてあるかもわかっておりませんでしたのでたくさん失敗しました。

▶失敗

1-1 ▶ 1年目ー1回目

1-1躯体開口寸法がすべて共通で間違っていて、サッシ取り付け当日1箇所もサッシがつけれなかった
=翌日よりすべての開口調整

1-2サッシ開口の躯体精度が目線高さでは精度あったが、実際斜めでサッシがはいらなかった
=当日に情熱開口調整

1-3,製作図をもとによう確認しなかったため、扉開けた際に共用廊下の壁に扉があたってしまった
=すべてのSD枠詰め完了後、すべてモルタル撤去、再度取り付け直し

1-4 躯体開口寸法を少し大きく開けてしまった
=サッシ全箇所作り直し

1-5 共用廊下 モルタル下地完了後、とびらあけたら床にぶつかり扉開かない
=床レベル調整 (3フロア)

1-6 レンジフード スリーブ位置(高さ)精度あるい
=スリーブあけ直し

3-1 タイル割りに精度不良に伴い
=開口調整

3-2 サッシ製作図読み取り寸法ミスによる躯体開口間違え
=開口調整

4-1 設備施工図 スリーブ施工図CB後にスリーブ不足発覚
=打設前型枠脱型 スリーブ入れ

4-2 コンクリート打設完了後、スリーブが潰れていた
=スリーブ救う

4-3 サッシ製作図、承認後取り付け高さ変更▶躯体開口変更わす
=躯体開口調整

以上、強く思い出にある、躯体出来形確認不足による施工時に問題となった経験です。
1年目のときはそもそもまちがっているかあっているかの判断すらできておりませんでした。2年目になった時は1年目の経験よりサッシ・SDは躯体開口にはいらないものなのかと悟りました、そして今でもサッシ・SD施行日はなんか緊張します、ただ、今は一年目とことなり、各種図面みて施工図作成・出来形も確認するため驚愕なことはおきなくなりました。そして、コンクリート打設後に残るの現実の出来形であること、なにか仮に問題があっても次回同じことが起きないよう改善と起きた問題に今どう対処するかに集中することが重要であり、仕事です。

よし、明日も頑張るぞー。