はい、施工管理見習いのしゅんです。今日は自分はじめて施工させていただきました。ドレイナーパネルというものについて書いていきたいと思います。
目次
ドレイナーパネルとは
ドレイナーパネル基本ルール・事前検討
ドレイナーパネル施工工程・施工前段取り・施工手順・施工後注意
◯ドレイナーパネルとは
地下室等の外壁面に発生する湧き水をピットへ排水する道をつくるパネルです。
特徴
・断熱層が湧き水の処理をかねているため、断熱兼壁となるため、壁厚みが薄くなり部屋が広くなる
・スタイロフォームを使用するため高い断熱性が確保できる
・従来の湧き水処理の施工方法より、工期短縮・建築コストを削減できる
◯ドレイナーパネル基本ルール・施工前検討・段取り
▶基本ルール
▢湧き水を壁→床→ピットへの経路(勾配を確保すること)
▢施工後のドレイナーパネルを削ることはしないこと →完了後施工業者周知
▢ドレイナーパネルを1つの防水層としてとらえること →完了後施工業者周知
▶事前検討確認
▢ピットまでの湧き水勾配の施工方法 (躯体勾配or調整con)
▢壁面・床面ドレイナーパネル施工範囲確認(設計承認)
▢ドレイナーパネル 湧き水経路確認(壁→梁上(水抜きパイプ)→床)
▢ドレイナーパネル 壁面梁床面 断面詳細納まり検討
▢ドレイナーパネル 施工後の内装への影響・施工計画まとめ
▢ドレイナーパネル施工範囲 電気・設備影響の有無確認
★ドレイナーパネルは施工後、削る撤去等は禁止のため影響業者ヒアリング
▢湧き水通水管の施工計画 (高さ、位置を決める各所)
◯ドレイナーパネル施工工程・施工前段取り・施工手順・施工後注意
※施工手順・詳細納まりについてはメーカーを参考に
施工工程 ※現場ごとに異なるため要施工計画必須
基礎工事
・基礎配筋 ▢ドレイナーパネル施工範囲設計承認承認
⬇ ▢水抜きパイプ設置
・耐圧盤打設
⬇ ▢通水管設置
・躯体工事進行
⬇ ▢通水管出来方レベル確認
ドレイナーパネル施工階(型枠脱型完了)
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▢左官 調整コンクリート打設段取り
▢調整コンクリート打設
▢ドレイナーパネル施工範囲先行配管(設備・電気等)
▢施工階の上階の水仕舞いの徹底
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ドレイナーパネル施工 ▢施工写真(材料・作業工程・完了)
point 材料納期約 20日 搬入→パネル施工→シール打設
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▢ワイヤーメッシュ入れ
▢保護コンクリート打設
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※施工後注意
完了後 ドレイナーパネル欠損等がないように業者周知徹底・現場管理
以上、ドレイナーパネルについてでした。ドレイナーパネルはパネル工事までにたくさんの施工工程過程を必要とする施工となりますので要工程と打設タイミング検討が検討・調整が必要です。
よし、明日も頑張るぞー。