記事の目的
・クロス工事の理解、管理
・クロス工事の施工について学ぶ
・クロスの特性を知る
わかること
クロス工事 施工要領、管理についてわかる
クロス工事で大切な事:
クロス工事はとてもし下地の影響を受けるため下地ボードの状態、各所取り合いの納まり窓枠取り合い等、また、クロスは現場により複数種類を使用することもあるので、各所クロス品番 張面をしっかり事前に把握、管理するようにしよう、そして、クロスは仕上げ工事です。
工事は仕上げ工事は生ものといわれております。仕上げてから引き渡しまでの期間が長ければ長いほど、クロスのキズつくリスクもあがっていきます。段取りよく仕上げ工事を完了できるよう計画しましょう。
施工確認タイミング
躯体工事完了→ボード工事完了【コーナープラ】→各所ボード開口完了→クロス工事→器具付け工事
クロス張りとは
壁や天井の仕上げ方法のひとつで、シート状の仕上げ材を張った状態、またはクロスを張ることです。 クロスには布クロス、紙クロス、ビニールクロスなど、クロスを総称したものですが、クロスの中で日本の住宅にもっとも多く使われ、一般的なのがビニールクロスです。
クロス施工手順
1、養生 床、見切り材等が汚れないようにする 2、パテ処理 下塗りパテ V溝や段差を埋める
3、パテ処理 上塗りパテ 下地を平滑化する
4、ペーパー掛け パテ硬化後 サンドペーパーに平滑化
→結構粉塵がでる
5、クロス糊付け 糊付け機にてクロス材に糊をつける
6、養生袋にいれて、オープンタイムをとる
オープンタイム、、所定の性能が発揮されるまで放置する時間
7、施工面にクロスを張る
→コーナー部分などは剥がれ防止のため、ジョイントコークを使用する
クロス工事計画編
1、クロス品番、種類、確認
→設計図書品番、廃盤になってることもあるので再確認
2、クロス施工箇所確認
→仕上げ面は塗装などいろいろな種類あるため、 施工箇所を面で把握すること
3、クロス資料作成【クロス張面、種類がわかるもの】
4、クロス工事完了後、キズが付きやすそうなところは 養生段取り →クロスは角が弱いです。
現場段取り編
1、ボード工事が完了しているか、コーナープラがついてるか →変な穴やビスがでていないか、
2、クロス資材置き場、糊付け機を置くスペースを確保
→糊付け機は重量物のため1階におけるようにすること
3、仮設設備必要であれば準備
→天井が高くて、部屋が広ければ脚立、道板等々
4、施工部屋に部材等の残量物がないようにすること
現場当日 打ち合わせ(クロス業者)
1、施工面、施工順序確認
→アクセントクロス等あればチョークで壁に書く
2、糊付け機、材料部屋指示
3、特殊納まりの場所あれば事前相談
→忘れやすそうな細かいところあれば事前告知
施工確認
・下地がでていないか確認
・施工場所のクロス種類確認
・貼り忘れ等ないか確認
まとめ クロス工事は現場後半戦であり仕上げ工事です。キズ等がはいらないよう養生、計画的な工程 管理が重要です。器具付け等や家具等、建具等が後工程にあるため、しっかり現場を守れるよう 無理ない工程管理をしましょう。