記事の目的
・外部配管工事の理解、管理
・外部配管工事の施工について学ぶ
・外部配管の種類
わかること
外部配管工事施工方法、管理がわかる
外部配管工事で大切な事
外部配管とは、外壁に施工する配管並びにベントキャップなどのことを示します。 外部配管の種類は多様【給水、給湯、汚水排水、雨水排水、雑排水、空調冷媒、空調だドレン、連結送水管】です。内部にパイプスペースを設けて外部の配管をへらして、メンテナンスを可能に計画していることもあります。
外部配管については足場の仮設あってこその作業が可能な工事のため、確実な外部配管の施工と外部配管の種類、本数を確認すること、また、外部配管やベントキャップ周りは躯体を貫通してのものとなるで雨仕舞としてしっかりシール工事をすることです。 また、職種が異なる業者間での作業となるため、計画的に施工日程と仕事を調整しましょう。
施工確認タイミング 基本
躯体工事完了→外壁仕上げ工事完了→外部配管
※多少仕事の順番で仕事の前後ありますが
外部配管工事計画編
1、設備施工図、確認
⇒配管立ちあがり位置把握
⇒外壁配管種類、本数確認 外壁面側
⇒内部から外部への配管確認【換気、給湯、空調】
※上記を確認して配管種類、本数を確認
2、内部の配管経路を確認
⇒空調ドレン 勾配があるためフカシ垂れ壁高さ
⇒キッチン換気 仕上げFLと換気スリーブ高さ
⇒給湯器 配管曲がり回数と距離 その他もろもろ
3、立面図に配管経路、ベントキャップ位置を書く
4、各々の配管やベントキャップが干渉しない確認
5、立面図に各種配管、担当業者記載チェックシート作成

現場段取り編
1、外壁工事完了
2、上下作業にならないよう工程調整
現場当日 打ち合わせ 各業者
1、配管ルート確認
2、使用部材、施工工程確認
施工確認 外壁チェックシートをもとに
・配管ルート確認
・シール施工確認
まとめ
外部配管は足場解体後は手直しが不可のため、事前に内部からの配管経路、納まりを確認して、外部配管との関係を調整して立面図に落としこんみましょう。 そして、外部のチェックシートを作成してやり残しのない施工を確実に管理しましょう。